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比較宗教への途〈3〉人間の文化と神秘主義

​(共著:「仏教における神秘主義」執筆)

特に神秘主義を取り上げ、その本質と現象形態の諸相を明らかにする。神秘主義を人間の普遍構造から捉えた意欲書。
本書においては、とくに神秘主義を取り上げ、その本質と現象形態の諸相を明らかにする。オカルトにしても、神秘主義にしても、日常性のかげに「かくされたもの」の顕現(エピファニー)にかかわる点では同様なのであるが、「秘教」とも訳されるオカルトが、より現象に密着したものであるのに対して、神秘主義の方は、より理論化され、言語表現として洗練されている。また、われわれがこの三巻からなるシリーズで試みた比較宗教学的解明という観点からは、宗教とより密接な関係をもつ神秘主義を取り上げることが有効だったのである。

出版社

北樹出版 

​発売日

2005/03

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