2022年11月19日(土)、12月17日/全2回
★申込期限★
2022年11月12日(土)0時
『チベットの死者の書』は、死後7週間のバルド(日本仏教の中陰・中有に相当)において死者の体験するビジョンを説いた書として有名です。
正しい題名は『バルド・トゥー・ドル(中有における聴聞における解脱)』といい、西洋社会に紹介された際に、エジプトの死者の書に似ているというので、「チベットの死者の書」という題がつけられました。 深層心理学者のC.G.ユング(1875~1961)が注目したことでも知られています。
死と再生のプロセスは、意識が解体され、また再構築されるプロセスでもあり、そこには心の深層構造が示されています。
さまざまな瞑想は、自分の心の奥底にくだり、そこに留まるための技法です。仏教には坐禅、密教、浄土、止観など、さまざまな瞑想法がありますが、『チベットの死者の書』に描かれている心の深層構造を理解しておくと、さまざまな瞑想技法が、なぜそうするのか、また実践のうえでのポイントはどこにあるのかが明確になります。
瞑想に関心のある方必聴の内容です。
※高僧のオンラインの教えと重なる場合、その回はお休みにして、開催日を他の土曜に振替えさせていただくことがあります。
■受講費
4,000円
■日程
11月19日(土)、12月17日/全2回
■お申込み
下記のページよりお申込みください。
■参考
『原典訳 チベットの死者の書』ちくま学芸文庫
C.G.ユング『東洋的瞑想の心理学』創元社
伝統仏教の基礎知識については、こちらをご覧ください。
伝統仏教の基礎
吉村均noteで、これまでの講座の資料や勉強会の要旨なども公開しています。
Comments