やさしい仏教のめいそうとお話:弘法大師空海の十住心ー『秘蔵宝鑰』を読み直す
- 吉村均
- 5月1日
- 読了時間: 2分
2025年5月17日(日)~ 連続講座

以前出版した『空海に学ぶ仏教入門』(ちくま新書)は、ホリスティックラウンジで講座を持つ前、2015年~2016年におこなった一般向けの空海『秘蔵宝鑰』の勉強会の内容をまとめたものです。
それから約10年が経ち、『秘蔵宝鑰』を当時は手にはいらなかった資料を踏まえて、一から読み直すことにしました。『秘密曼荼羅十住心論』『秘蔵宝鑰』で説かれている十住心は、当時日本に伝わっていたさまざまな教えを、十の心のあり方に対応するものとして体系化したものです。
仏教にさまざまな異なる教えがあるのは、仏教は修行によって物の見方を変えていく教えで、そのひとの心のあり方によって、役立つ教えが変わってくるからです。
十住心は伝統的な仏教の全体像で、それを踏まえることで、後の時代の道元や親鸞などの高僧が何を伝えようとしたのかも、理解できるようになります。
前回に引き続いて、『秘蔵宝鑰』を読んでいきます(これまでの内容については、はじめての方のために簡単に紹介します)。
『秘蔵宝鑰』の第十住心の箇所には、密教の灌頂を受けていない者に説明してはならない、と記されており、今回も、第十住心については『秘密曼荼羅十住心論』の内容を紹介しようと考えています。
■詳細・お申込み
※第2回以降の詳細は、決まり次第吉村均クラス一覧ページに講座情報が追加されます。
■受講費
2,200円/回
■主催・お問い合わせ
TEL 03-6426-2440
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